兵庫県小児科医会

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ごあいさつ(特定理事 服部 益治)

特定理事 服部益治

ほっと社会と子ども

「変化」に対し不安、心配は感じますが、私は新たな展開の機会と楽しもうとしていますが、昨今の変化には危惧しています。
世界は、2016年6月に英国がユーロ離脱を、11月に米国ファーストを唱えるトランプ氏が大統領選勝利と歴史的な変化が起こりました。2017年はフランスやドイツの大統領選挙があり、結果如何によりユーロが崩壊に向い、世界が不安定なサイクルに入り込むのではと心配しています。
一方、日本は国の衰退に関係する少子化、社会保障の二大問題の医療費および年金は国家の借金拡大でともに圧縮傾向です。この中で、社会の基盤である「教育」と「健康管理(医療)」はどうでしょうか。
一つ目の「教育」において、経済協力開発機構(OECD)加盟各国の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合で、日本は最下位もしくはワースト3内といつも低水準です。子どもが平等に教育を受けるサポートこそが将来の日本はじめ世界の発展に関われる人材育成に繋がります。しかし、生活格差拡大に伴う子どもの貧困問題は年々深刻で、満足に教育を受けられない、まともに食事を摂れない、家で安堵できない等で「放課後児童クラブ(学童保育)・無料塾」「こども食堂」「徘徊」のキーワードで問題化されています。小児科医として何とかできないかと対策に関わっていますが、国の教育・育成へ手厚い投資を切望したい。
二つ目の「健康管理」において、医療費や薬剤費の自己負担が拡大傾向です。治療に留まらず健康維持・増進をサポートする活動がいっそう求められます。代表が健診、予防接種です。健診の頻度が少な過ぎる日本ですが、米国のように毎月の健診が義務化されれば心身の変化を早めにキャッチでき、虐待の早期発見にも繋がると思います。また予防接種は個人のみならず社会の感染症制御に重要ですので、すべて無料化が当然です。予防接種は「子ども」のものの誤解を払拭し、「大人の予防接種」をキーワードに小児科医の経験を活かし、成人以後の予防接種拡大を図りたいと活動中です。
将来の夢を託す子どもを中心に、ホット(温かい)で、ほっと一息できる社会に変化できるように努めます。

2017年6月

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